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【2025/02/10 23:35 】

というわけで、先日言った双闘登場後の環境の変化と危惧の声について触れたい。


先日書いたとおり、双闘を得た殆どのデッキが躍進している。
先週末の各種大会では、上位入賞の殆どすべてが双闘デッキで埋め尽くされた。
それ程までに4期のテーマである双闘は、単純に強い。
どのくらい強いかと言えば、3期以前のカードでは太刀打ちがかなり難しいほどに。

勿論、3期以前のデッキでは全く相手にならないわけではない。
ただ双闘側はそのカードパワーゆえに劣勢を簡単にひっくり返せるほどの力を持つのに対し、3期以前のデッキではそれは非常に難しい。
出来ないわけではない。
だけど3期以前のカードでは強力スキルにはLBのような使用制限、BRのような特定の条件が必要になってくる、一方双闘はと言えばドロップの4枚というあってないような緩い条件のみ。
どちらかハードルが高いかと言えば簡単なこと。
さらに条件が緩いにも拘らず、双闘の持つスキルはLBやBRと比べて遜色ないどころかそれ以上の多大な強さであり、早い話ローリスクハイリターン。
公式側で3期以前VS双闘、双闘にも過去のデッキで太刀打ちできるよとかいう茶番が行われていたけど、わざわざそんな紹介をするって事は、極々一部のデッキ以外では今後全く太刀打ちできないって事を公式側が示してくれたって事になる。

加えて双闘のパワーが圧倒的で、双闘側はターンさえ回ってくれば常にワンチャンスはある事になる。
という事は相手にチャンスを与えず一気に潰すしかなくなった。
一気に潰すカードと言えば手っ取り早いのがある、自分も双闘使えばいい。
こういった側面からも双闘以外の選択肢を選ぶ薄さが出てしまっている。
先日喧嘩屋のところでも言ったとおり、いくらコツコツアドバンテージを稼げても、相手にターンを渡してしまえばそれだけで一気に逆転されてしまう。
もはやアドバンテージを稼ぐだけでは勝つことは難しい環境になってしまったって事だ。

そうして、その結果どうなったかと言えば、勝つためには、もっと言えば試合をするためには双闘に手を出すしか無くなってしまった。
先週末の大会が入賞だけでなく使用率で見ても双闘デッキで埋め尽くされたのは至極当然のこと。
誰だってローリスクハイリターンを取る。


そうして3期以前のカードは一気にお役御免になってしまった。
悪い言い方すれば古いカードは殆ど紙束と化してしまった。
ついこの間出たFC2014やバミューダEB、まだ半年経ってない無限転生や光輝迅雷が、早くもトーナメントシーンで使えなくなってしまっている。
このペースはさすがに早すぎる。
1期→2期、2期→3期の間でも少なからずインフレはあった。
だけど1期→2期は過去のカードの方が安定だったレベルだったし、2期→3期は割とインフレしたけどLBもBRも同じ4ダメ基準だったからゲーム速度が変わらないからだいぶマシだった。
ところが双闘はカードパワーが強いだけでなく、ゲームスピードも速すぎる。
遅い代わりに効果が強いが売りだったLBやBRは、早いし強い双闘に勝てないのは明確。
そして使えなくなったカードの需要なんて、他のゲームでいうスタン落ちと同じ。
価値は真っ逆さまの下落一辺倒、どのくらい下がっているかはレート調べてみればわかるはずだ。
ちょっと前まで現役だったし高かったカードが、今どのくらいの値段しているか。


遊戯王で言えば1年前のカードとかまだまだ現役。
ちょうど1年くらい前のカードっていうと、ブレイクスルースキル、ダイヤウルフ、ガガガガンマン、クイーンマドルチェ・ティアラミスとかがそれに当たるけど、まだまだ高い。
そしてそれらを収録したパックもまだ十分剥かれる理由がある。
ところが同時期のヴァンガっていうと、蒼嵐艦隊や竜騎激突がそれに当たる。
今更剥かれることはないし、カード単品の価値や使用度合いは?
そうしてこの双闘環境が来てどうなってしまっているかと言えば。
その動きはさらに加速してしまった。
ネットを中心にその動きは少しずつ広まってきているので、もしかすると近いうちに過去カードの大暴落が起こるかもしれないね。
古いカードにもはや持っていても価値は無いのだから、そりゃどうなるかと言えば…。
かくいう私も先日、価値が下がらないうちにと使わないカードはまとめて一気に売却してきた。
そういった動きがどんどん出ればどうなるか、簡単なこと。


露骨過ぎるインフレと古いカードの切り捨て、そしてそれに伴うカード価値の駄々下がり。
今のヴァンガードってゲームはとことん優しくない。
勿論それ以外の面もあるにはある。
例えば遊戯王と違い、最近のヴァンガアニメはかなりつまらない。
販促アニメにしてもあまりにお粗末と言わざるを得ない。
1期はなかなか面白かったのに、年を追うごとにどんどん酷くなってる。

まぁそれはおいといて、私の地域では私の身内含めやっている人は比較的多いけど、かなり過疎になってしまっている地域も多いらしい。
残念ながらそれも頷ける状況になってしまっている。

プレイヤーだけでなく、泣いている小売店も多い。
過去のパックとカードは売れないから、不良在庫として価値が下がるばかりの在庫を抱えるばかりのカードショップ;
勿論プレイヤーのカード資産も減るばかり、過剰すぎるインフレも相まって完全にユーザーはないがしろ。

ユーザーとお店を大事にしないカードゲームがどうなったか、その一つの前例を私は知っている。
今ヴァンガードは大きな岐路に来ているのかもしれない。
この分かれ道をどう選ぶか、賢明な判断をブシロードはしてくれることを祈るしかない。

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【2014/05/21 23:15 】
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