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【2025/02/12 02:29 】

タイトルの通りでたまにはちょっとシリアスな話題。
最近各メディアを賑わしている、いじめや体罰の話題に関して。
一応元々は教育の道を考えたこともあるし、今はしがないカテキョーの一人として感じたことでも。


いじめと体罰の、これがここまで大きくなったのはちょうど滋賀の件が公になってからだろうか。
それまでもたびたび問題にあり、定期的にテレビで教育特番があったけど、ここまで大々的になったのは久方ぶりだろう。
そして報道されている通りの内容なら、本当に陰湿かつ非道。
さすがに町ぐるみで隠蔽とかどうしようもない。
ただあまりにスケールが大きすぎるとはいえ、ありえない話じゃないなってのは感じた。

っていうのは最近の中高生、もっと言えば小学生もか。
私がその年齢の頃と比べて、明らかに情報を知っている、悪く言えば知恵をつけている。
原因は言わずもがな、インターネットや携帯電話なのは明らかだろう。
ネットが身近になりすぎて、情報が手を伸ばせばすぐ届くところにごろごろ転がっている。

あるいは、一時期問題になった学校裏サイトのようなものが、例えば、各SNSやツイッター等で平然と行われている。
ほとんど陰口の温床状態。
ちょうど今の教え子が昔SNSやってた時、まさにそれに近い状態になっていた、彼自身陰口をしたりそれに乗ったりはしていなかったようではあるけど…。
現在彼はSNSを辞めているけど、彼の同級生は今尚そういった事を続けているのだろう。
ツイッターにしても各SNSにしても、年齢制限つけるべきだろうとは常に思う。

情報が一人歩きして、子供にどんどん知恵をつけさせる。
なのに、知恵をつけるだけでそれをまともに用いる術も知らずに、ただ“子供”って傘を盾にして悪知恵を働かせる。
子供だからが通用する場面がゼロであるとは言わない。
ただ、特に中学生高校生ともなればそれ相応の分別も付くわけだから知らなかったではすまない。
悪いことは悪い、そして悪いことをすればそれ相応のペナルティがつく。
そこで体罰の話題になる。


まずはじめに体罰に関して、私はどちらかと言うと賛成の立場だったりする。
言っても分からないヤツには体で分からせるしかない、そう考えることはあるし、だから教育を志す道は諦めた。
ただ、体罰賛成と言っても、私が賛成してるのは躾としての体罰。


人を傷つけたり、道徳的に悪いことを行ったり…。
例えば、授業中に騒いだり漫画やゲームをする、人の悪口を言う、公の場で他の人の迷惑になることをする、ルールを破る等々。
こういったことを行って注意あるいは叱り付けても聞かなかったり、あるいは悪意を含んで改善がないなら体罰は致し方ないだろう。
親の躾と同じだと思う。
そして私は叩くことはないとはいえ、今の教え子含め後輩を叱るのはこういった事が全て。
先日も人の迷惑になることや人の気持ちをないがしろにするような事をしたから、当然絞りましたとさ。

ただ、例えばテストの点数や授業の理解度で体罰をアウト。
今回の件で言えば、部活動で試合で良い成績が出なかった生徒を叩くとか論外。
それ、ただの暴力だから。
体罰という名の躾と体罰っていう名を騙った暴力、これの境界をしっかりつけることがこの問題の焦点だと思う。
まぁ大阪の体罰の件に関しては、いい加減当事者の顧問教師が出てこいよとは常々思うんだけど…。
生徒にはデカい顔して高圧的なのに問題が起こるとコソコソ隠れてるとかクズとしか;


だから体罰に関してはきっちり線引きをつけて行うべきだと思う。
今回の大阪の件は報道されてる通りなら当然アウト。
ただ、それをきっかけに色々なところで体罰の問題が報道されたけど、正直敏感になりすぎだと思う。
明らかに生徒の方に問題がある場合にも問題行為って事にすると、悪知恵つけた子供がさらに付け上がることになる。
例えば、先日宿泊行事に夜に騒いでいた生徒を叩いたり、あるいは授業に遅れてきた生徒を注意したら暴言はかれそれを叱っても聞かなかったから平手打ちした、って事が取り上げられてたけど、これどう考えても悪いのは生徒側だから。
まぁ前者の方は教師が力加減誤って生徒に怪我を負わせてしまって、それは落ち度になるけどさ。
そこがさっき言った悪いことしたらそれ相応のペナルティってヤツ。
情熱もって真摯に取り組んでる教員の対応を処罰したら、“良い先生”は日本から居なくなるよ。


そして子供たち、教師に加え、親にも問題があるのは大きい。
これもまた私の世代の親と、今の子供たちの親じゃ全然違う。
勿論、私の世代の親に問題ある親は居たし、今の子供たちの親にも良い親御さんは多い。
それは、私が両方見たから。
ただ、今は色々なライフスタイルの変化で、色々な家族の形がある。
それを一つ一つ否定はしないけど、少なくとも自分の子供の面倒くらい責任持ってもらいたい。
悪いことは悪いとしっかり教える、子供が問題起こしたら頭を下げる、子供がお世話になったらお礼をする。
勿論良いことは良いとほめるのも、ね。
正直、自分本位の親が多くなってるのは事実に思う。
私の教え子くんの親なんて特に…。
滋賀の件はこの自分本位の親、対応が出来ない教師、悪知恵をつけた子供、これが全て絡んで最悪の形になった事件だと思う。


あー、かなり長文になったし、結局何が何やら話まとまらなかったけど。
これだけ色々言われてるのだから、何か教育に関して考える良い機会なのは事実だろう。
さすがに看過は出来ない問題、この辺りで大きく何かが変わればいいのだけど…。

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【2013/02/03 23:35 】
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